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コンプライアンスとは
コンプライアンス
という言葉をよく聞くけど…
「コンプライアンス」は1960年代のアメリカで生まれた概念です。移民国家として始まったアメリカは、多様な民族による多様な価値観、考え方が混ざっています。
個人主義が強く主張される経済活動を、一国の秩序ある経済システムとして統制する。そのために、法律やルールを細かく設定し守っていくことが重要であることを、国民に広く伝えていく必要がありました。そうして考え出されたのが「コンプライアンス」です。
企業活動を進める中で関わる全員に必要なルール・マナーをまとめたものになります。
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日本でコンプライアンスが
広まったのは?日本では1980年代から「コンプライアンス」は伝わっていましたが、それほど重視されていませんでした。2000年代に入ってから大企業の脱税や不正、パワハラやセクハラなどのトラブルがもとで「企業倫理」が重要視されるようになったのです。現代では「コンプライアンス」は法律・法令だけでなく、社会のルールやマナーを守り、利害関係者の要求・期待に応えることだととらえられています。
どうしてコンプライアンスが
重視されるのですか?近年、企業の大小を問わず多くの会社がコンプライアンスを重要視しています。大きな理由は社会全体で会社の不祥事などに対する目が厳しくなったことです。
アルバイトや数人の社員が起こした悪ふざけのような不祥事が、SNSやネットで瞬く間に拡散される。そしてニュースになり、会社の社会的信用が落ち、株価急落や業績ダウンするなどの事例が増えてきました。ゆえに「コンプライアンス」の重要性が再認識されています。 -
ハラスメントってどんなこと?
ハラスメントは1970年代初めにアメリカの女性雑誌編集者らがつくり出した言葉です(諸説あり)。日本では、1989年に女性社員が上司を訴えた初のセクハラ民事裁判が起こったこと。新語・流行語大賞で「セクシャル・ハラスメント」が金賞を受賞したことで一般化しました。
ハラスメントの定義は、当事者(相手)に「不快な思いをさせる」「恐怖を感じさせる」発言・行為とされ、相手がどう思うか、感じるかが問題となります。 -
ハラスメントはパワハラ、
セクハラ以外にもありますか?時代の変化とともにハラスメントは増え続けています。ネットで検索すると50種類、100種類というようなサイトも出てきます。
【代表的なもの】
セクシャル・ハラスメント/パワー・ハラスメント/セカンド・ハラスメント/アルコール・ハラスメント/マタニティ・ハラスメント/パタニティ・ハラスメント/カラオケ・ハラスメント/アカデミック・ハラスメント/ドクター・ハラスメント/ブラッドタイプ・ハラスメント/モラル・ハラスメント/スモーク・ハラスメント/スメル・ハラスメント/ジェンダー・ハラスメント
最近、増えているのは「就職活動時ハラスメント」です。企業の採用担当者が行う、就職活動をしている学生への嫌がらせや性的発言のことを指します。